SAA 05 ストレージ(S3・EBS・EFS・FSx)
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3種類のストレージ
| 種類 | イメージ | AWS のサービス |
|---|---|---|
| オブジェクト | ファイルを丸ごと置く倉庫。URL で取り出す | S3 |
| ブロック | パソコンのディスク。1台のサーバーにつなぐ | EBS、インスタンスストア |
| ファイル | 共有フォルダ。複数台から同時にマウント | EFS(Linux/NFS)、FSx(Windows など) |
S3
- 容量は無制限、1オブジェクト最大 5TB(大きいファイルはマルチパートアップロード)
- 耐久性 99.999999999%(イレブンナイン)。複数 AZ に自動で複製(One Zone 系を除く)
- 書き込み直後から最新を読める(強い整合性)
- バケット名は世界で一意
ストレージクラス(最頻出)
| クラス | 取り出し | 最低保存期間 | 用途 |
|---|---|---|---|
| S3 Standard | すぐ | なし | よく使うデータ |
| S3 Intelligent-Tiering | すぐ | なし | アクセス頻度が分からない・変わる → 自動で安い層へ |
| S3 Standard-IA | すぐ(取り出し料金あり) | 30日 | たまにしか使わないが、すぐ必要 |
| S3 One Zone-IA | すぐ | 30日 | 作り直せるデータ(1つの AZ だけに保存) |
| S3 Glacier Instant Retrieval | ミリ秒 | 90日 | 四半期に1回くらい見るアーカイブ |
| S3 Glacier Flexible Retrieval | 数分〜十数時間 | 90日 | バックアップ。迅速 1-5分 / 標準 3-5時間 / 大容量 5-12時間 |
| S3 Glacier Deep Archive | 12〜48時間 | 180日 | 一番安い。法令で7年保存など |
→ 「30日後にほぼ見なくなり、1年後に削除」= ライフサイクルルールで Standard → Standard-IA(30日)→ Glacier → 削除。
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機能
| 機能 | 何ができるか | キーワード |
|---|---|---|
| バージョニング | 上書き・削除しても過去の版が残る | 「誤削除からの復旧」 |
| MFA Delete | 削除に MFA を必須にする | 「削除をさらに厳重に」 |
| オブジェクトロック | 一定期間消せない・変えられない(WORM)。コンプライアンスモードはルートでも消せない | 「改ざん防止」「規制で保存義務」 |
| レプリケーション(CRR / SRR) | 別リージョン(CRR)/ 同リージョン(SRR)のバケットへ自動コピー。バージョニング必須 | 「DR」「別アカウントにも保存」 |
| 署名付き URL | 期限付きで、非公開オブジェクトを一時的に見せる/アップロードさせる | 「ログインした人だけダウンロード」 |
| Transfer Acceleration | エッジ経由で遠くからのアップロードを高速化 | 「海外から大きなファイルをアップロード」 |
| イベント通知 | アップロードされたら Lambda・SQS・SNS・EventBridge を起動 | 「画像がアップされたらサムネイル作成」 |
| 静的ウェブサイトホスティング | HTML をそのまま公開(HTTPS は CloudFront を前に置く) | — |
| ブロックパブリックアクセス | うっかり公開を防ぐ(デフォルトで有効) | — |
| S3 Select / Athena | S3 上のデータを SQL で検索 | 「S3 のログを SQL で分析」 |
アクセス制御
- バケットポリシー(リソースベース)と IAM ポリシーで制御。ACL は基本的に無効化(推奨)
- CloudFront 経由だけにしたい → OAC
EBS(EC2 のディスク)
- 1つの AZ の中だけ。基本は1台の EC2 にだけつなぐ(io1/io2 は同じ AZ 内で Multi-Attach 可)
- スナップショットは S3 に保存され、別 AZ・別リージョンにコピーできる
- 暗号化は KMS。暗号化されていないボリュームは、スナップショットを暗号化コピー → そこから作り直す
| タイプ | 種類 | 特徴 | 用途 |
|---|---|---|---|
| gp3 | SSD 汎用 | 3,000 IOPS が標準。IOPS と容量を別々に決められる | ほとんどの場合これ |
| gp2 | SSD 汎用 | 容量に比例して IOPS が増える(旧世代) | — |
| io2 Block Express / io1 | SSD 高性能 | 非常に高い IOPS を指定できる | 大規模 DB、「IOPS が足りない」 |
| st1 | HDD スループット | 大きなデータを順番に読む。起動ディスク不可 | ビッグデータ、ログ処理 |
| sc1 | HDD コールド | 一番安い。起動ディスク不可 | めったに使わないデータ |
EFS と FSx(共有ファイルストレージ)
| サービス | プロトコル | OS | 特徴・キーワード |
|---|---|---|---|
| EFS | NFS | Linux | 複数 AZ から数千台が同時にマウント。容量は自動で伸び縮み。低頻度アクセスクラスあり |
| FSx for Windows File Server | SMB | Windows | Active Directory と連携、Windows の共有フォルダ |
| FSx for Lustre | Lustre | Linux | HPC・機械学習の超高速処理。S3 と連携 |
| FSx for NetApp ONTAP | NFS / SMB / iSCSI | 両方 | 既存の NetApp からの移行 |
| FSx for OpenZFS | NFS | Linux | 既存の ZFS からの移行 |
→ 「複数の Linux EC2 で同じファイルを共有」= EFS、「Windows の共有フォルダ」= FSx for Windows、「HPC」= FSx for Lustre。
オンプレミスとつなぐ・データを運ぶ
| サービス | 用途 | キーワード |
|---|---|---|
| Storage Gateway | オンプレのサーバーから AWS のストレージを使う | |
| ├ ファイルゲートウェイ | NFS/SMB で S3 にファイル保存 | 「オンプレから S3 をファイル共有として」 |
| ├ ボリュームゲートウェイ | iSCSI ディスクを S3 にバックアップ | 「オンプレのディスクのバックアップ」 |
| └ テープゲートウェイ | 物理テープの代わり | 「テープバックアップを置き換え」 |
| DataSync | オンプレ ↔ S3/EFS/FSx へネット経由で自動転送・同期 | 「定期的に大量ファイルを転送」 |
| Snowball Edge | 物理デバイスを郵送してデータ移行 | 「数十 TB 以上」「回線が細い」「数週間かかる」 |
| Transfer Family | SFTP/FTPS で S3・EFS に転送 | 「取引先が SFTP でファイルを送ってくる」 |
→ 回線で何日かかるかを計算して、1週間以上かかるなら Snowball が目安。
確認ポイント
- S3 のストレージクラスを「取り出し速度」と「最低保存期間」で区別できる
- ライフサイクルルールの例を作れる
- バージョニング・オブジェクトロック・レプリケーションの使いどころを言える
- EBS は AZ 内、別 AZ へはスナップショット経由と言える
- gp3 / io2 / st1 / sc1 を選べる
- EFS・FSx for Windows・FSx for Lustre を区別できる
- DataSync と Snowball の使い分けを言える