SAA 01 AWSの基本(リージョン・AZ・責任共有モデル・Well-Architected)
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AWS の物理的な構造
図を表示しています…
リージョン(例: 東京 ap-northeast-1) ← 地理的に離れた場所。データは勝手に外へ出ない
├─ AZ(アベイラビリティーゾーン) a ← 1つ以上のデータセンター。電源・ネットワークが独立
├─ AZ c
└─ AZ d
AZ 同士は低遅延の専用線でつながる
エッジロケーション(世界 数百か所) ← CloudFront・Route 53・Global Accelerator が使う| 単位 | 障害への強さ | 試験での使いどころ |
|---|---|---|
| 複数 AZ(マルチAZ) | データセンター1つが落ちても動く | 「高可用性」と言われたらまずこれ |
| 複数リージョン | 地域全体の災害でも動く | 「災害対策(DR)」「世界中のユーザーに低遅延」 |
| エッジ | — | 「静的コンテンツを世界に速く配信」 |
リージョンの選び方(4つの観点)
- 法令・データの所在(日本国外にデータを置けない など)
- ユーザーとの距離(レイテンシー)
- 使いたいサービスがあるか(新サービスはリージョンによって未提供)
- 料金(リージョンごとに少しずつ違う)
サービスの「範囲」を覚える
| 範囲 | 主なサービス |
|---|---|
| グローバル | IAM、Route 53、CloudFront、WAF(CloudFront 用)、Organizations |
| リージョン | S3(バケットはリージョンに作る)、VPC、DynamoDB、Lambda、SQS |
| AZ | EC2 インスタンス、EBS ボリューム、サブネット、NAT ゲートウェイ |
→ EBS は AZ をまたげない。別 AZ で使いたいならスナップショット(S3 に保存される)から作り直す。
責任共有モデル
図を表示しています…
お客様の責任 「クラウドの"中"のセキュリティ」
データ、IAM の設定、OS のパッチ(EC2 の場合)、セキュリティグループ、暗号化の設定
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AWS の責任 「クラウド"そのもの"のセキュリティ」
データセンター、ハードウェア、ハイパーバイザー、マネージドサービスの基盤- EC2(IaaS) は OS から上がお客様の責任 → パッチ当ても自分
- RDS・Lambda・S3(マネージド) になるほど AWS の担当が増える → 「運用負荷を下げたい」なら マネージドサービスを選ぶ のが試験の定石
Well-Architected フレームワーク(6つの柱)
SAA の問題はほぼこの柱のどれかを問う。
| 柱 | 一言 | 試験での典型的な答え |
|---|---|---|
| 運用上の優秀性 | 運用を自動化・改善し続ける | CloudFormation、CloudWatch、Systems Manager(補足ノート) |
| セキュリティ | 最小権限、全層で防御、暗号化 | IAM ロール、KMS、WAF、プライベートサブネット |
| 信頼性 | 障害から自動で回復する | マルチAZ、Auto Scaling、疎結合(SQS) |
| パフォーマンス効率 | 適切なリソースを選ぶ | キャッシュ(CloudFront・ElastiCache)、サーバーレス |
| コスト最適化 | 無駄を払わない | Savings Plans、スポット、S3 ライフサイクル |
| 持続可能性 | 環境負荷を減らす | 使用率を上げる、マネージドサービス |
SAA の出題分野(セキュア・弾力性・高性能・コスト)は、このうち 4 本の柱にほぼ対応している。
問題文の「条件ワード」を読む
SAA は「どれも動くが、条件に一番合うのはどれか」を選ぶ試験。問題文の最後の一文が最重要。
| 条件ワード | 優先すること |
|---|---|
| 最もコスト効率が高い | 安い選択肢(スポット、S3 低頻度クラス、サーバーレス) |
| 運用上のオーバーヘッドが最も少ない | マネージド・サーバーレス・設定だけで済むもの |
| 最小限の変更で | 既存構成を活かす(アプリ改修が必要な案は外す) |
| 高可用性 | マルチAZ、ELB + Auto Scaling |
| 耐久性 | データを失わない(S3、複数 AZ への複製) |
| 疎結合 | SQS・SNS・EventBridge を挟む |
| 最もセキュア | 最小権限、プライベート通信(VPC エンドポイント)、暗号化 |
確認ポイント
- AZ とリージョンの違いを説明できる
- EC2・EBS は AZ、S3 はリージョン、IAM はグローバルと言える
- 「運用負荷を下げたい」→ マネージドサービス、とすぐ判断できる
- Well-Architected の6本の柱を言える
関連ノート
- IPアドレス・サブネット ― VPC を理解する前提
- SAA_補足_Systems Manager(Session Manager・Parameter Store・Patch Manager) ― 運用上の優秀性の代表サービス